【大府市立大府西中】ネット上のトラブルから子どもたちを守るために
- 公開日
- 2013/07/22
- 更新日
- 2013/07/22
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
中学生がネット上でブログやプロフを開設している割合は20%近いと言われています。現在,さまざまなSNSがあり,だれもが簡単に登録することができます。ブログなどを開設し,日々の出来事を綴ったり,趣味について語ったりすることは決して悪いことではありません。友達や同じ趣味をもった仲間とのコミュニケーションをとりたいと思うのもよいかと思います。問題なのは,中学生というまだ社会経験の未熟な子どもたちが,ネット上に潜む危険性を十分理解しないまま,「楽しさ」だけを求めて行っていることです。ブログに本人と特定できるプロフィールを記載したり,他人の誹謗中傷を書き込んだりと,毎年,ネット上のトラブルにつながる行為が後を絶ちません。
そこで,大府西中学校では,夏休み前の保護者会にて,生徒・保護者向けに「携帯電話やインターネットによる被害を防ぐために」という文書を配布し,トラブルの事例や回避の方法について啓発しています。保護者からは,「最近,携帯電話を持たせたので,注意して見ていきたい。」「子どもがブログをやっているので,一度見せてもらうようにする」といった言葉が聞かれるなど,家庭内でのネットトラブルに対する危機管理意識を高められたと考えています。
大人である私たちが大切なことを伝え,時にはネット上でのやりとりを管理・制限しなければなりません。これは子どもたちを守る大人の責任だと考えます。これからもトラブルを未然に防ぐことができるように,学校としてできる啓発を進めていきたいと考えています。