【刈谷市立平成小】高学年の自覚
- 公開日
- 2013/07/22
- 更新日
- 2013/07/22
ちょっといい話
新年度がスタートした頃の話です。朝いつものように校門で登校してくる子どもたちとあいさつを交わしていると、高学年の子の登校が早くなっていることに気付きました。交通指導員の方も、やはりいつもより早く登校しているように感じると話されました。二人でこの話を校門のところでしていると、側にいた6年生の児童が、「1年生のお世話係があるからだよ。」と教えてくれました。
本校では、登校時に1年生の子を近所の上級生が呼びに行き、一緒に登校するお世話係を決めています。手をつないで来るペアや楽しそうに話しながら来るペアもいます。4年生でお世話係になった児童が「1年生の子が歩かないから困るな。」と話してくれました。私が「あなたも1年生の時に上級生がお世話をしてくれたから、安心して学校に来られたんじゃない。」と話すと、「そうだった。」と笑顔でうなずきました。お世話をしてもらった経験があるから、今度はお世話をする立場になり、上級生の責任と自覚が芽生え、自分の成長を感じることができるのだと思いました。
また、ある朝6年生の子が学年主任の先生から言われたことを話してくれました。それは、「先生が平成小学校へ来た5年前はあいさつの声が大きくてすごくいいあいさつができる学校だなあと思ったよ。今はちょっと小さくなっているから、まず6年生から元気なあいさつができるようにしよう。」という内容でした。そして、その子は「まず6年生みんなで元気なあいさつをすることにしたんだよ。」と教えてくれました。お話をしてくれた先生の言葉が6年生の自覚を高め、その意志を語ってくれたのだと思いました。
平成小学校には、たのもしい高学年の姿があります。新年度のはじめに希望に満ちたよいスタートができました。