【豊田市立敷島小】思いやりの輪を広げる6年生の活動
- 公開日
- 2013/11/28
- 更新日
- 2013/11/28
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
全校児童54名の小規模校である本校では、縦割り活動の一環として、6年生が1年生をサポートする活動を行っている。
入学したての1年生は小学校生活に慣れていない。教室に入ってからすること、給食の配膳の仕方などから覚えていかなければならない。また、6年生は様々な場面でリーダーシップを発揮しなければばらないが、最上級生になったばかりで経験不足である。6年生が1年生をサポートする活動は、意図的に場を設定し、1年生と6年生を育てる目的で行っている。
登校した6年生は素早く自分の用具を整え、すぐに1年生の教室にやってくる。そして、机の中に用具を入れるところからランドセルをロッカーにしまうところまで、丁寧に教える。入学当初の1年生の中には、集団行動になじめず、ぐずったり、すねたりする子もいるが、そんな子にも根気よく付き合っている。2時間目の授業が終わった後の長い放課には一緒に外で遊び、外から教室に戻るときには、うがい、手洗いの仕方も教える。そして、給食の配膳と会食、掃除など授業以外の学校生活の過ごし方をほぼマンツーマンで教えている。このサポート活動を、5月の大型連休明けくらいまで行っている。
1年生はいろいろなことを教えてくれる6年生を尊敬し、交流を深めながら学校生活におけるルールを学び、友だちとのかかわり方を身に付けていくことができた。また、6年生は最上級生としての自覚が芽生え、人の役に立つ喜びを感じることができた。1年生の保護者からも、6年生児童への感謝の気持ちが寄せられた。