モラルBOX日記

【豊田市立九久平小】小さなお姉さんの大きなやさしさ

公開日
2013/09/03
更新日
2013/09/03

ちょっといい話

 4月の下旬、家庭訪問であるお母さんから聞いた話です。
 ある日の下校時に、今年入学した女の子が下校途中に坂で転んで、ひざをすりむいて泣き出してしまいました。山の上にある本校の子どもたちは、とても急な坂を歩いて登下校しています。体の小さい1年生にとっては、急な坂道だけでなく、初めて背負うランドセルの重さや徒歩での通学もあって、毎日汗だくです。まだ慣れないので、けがをするのも無理はありません。通学班の子どもたちは女の子を宥めましたが、女の子の涙は止まりません。「どうしよう・・・」通学班の子どもたちは困ってしまいました。
 その時、5年生のちょっと小柄なAさんが、女の子を背負って家まで連れて行くと言いました。3年生のBさんはその言葉を聞き、「わたしAさんの荷物を持ってあげる。」と言いました。そこから、家までの2km近くの道のりを歩き、けがをした1年生を無事に家に送り届けることができました。ちょっと体は小柄だけれど優しさは特大の5年生のお姉さんに守られ、1年生は安心して登下校しています。