本校の道徳教育の重点目標は、「豊かな心をもち、自己を高める喜びを追究できる生徒を育成する」である。この目標を受け、生徒会では、『みんな仲良く楽しい学校』を目指して活動している。

　第一段として、全校生徒総会で、笑顔で過ごせる学校にしていくために、『いじめ』について話し合った。
◎相手が嫌だと思ったらいじめである。
◎嫌がらせもいじめである。
◎一人になっている子がいたら声をかける。
◎実際に見かけたら、黙っていないで、先生や友達に相談する。
など一人一人が真剣に考え、活発に意見を出し合い、以下の決議案が承認された。

　第二段として、生徒総会での議決を受けて、「Foｒ優〜幸せをあなたに」をスローガンに、仲間にしてもらってうれしかったことをハートの紙に書いて、全校分を渡り廊下に掲示した。
◎落ち込んでいるときに「大丈夫？」と声をかけてくれた。
◎部活で怪我をしたら、心配して声をかけてくれた。
◎休んだ日に連絡をくれ、翌日の用具を教えてくれた。

　一番多かったクラスで、５０３枚のハートを見つけることができた。この活動によって、人に親切にしたり、優しくしたりするという意識が高まり、ちょっとした親切や優しさにも感謝する気持ちが芽生え、全校が優しさで包まれた。この生徒会の二つの活動を通して、自己を見つめ、仲間を意識して、自分も仲間も大事にするという意識をもつことができた。９月には、「今、駆け抜けろ！勇気の足跡を刻む時」をスローガンに全校で体育大会に取り組む。クラス・全校が一つになるよい機会である。その成果が楽しみである。