今年度になって，スマートフォンアプリ「LINE」を使用した問題が，数多く表面化した。LINEついては，スマートフォン，携帯電話を持っていなくても，ゲーム機やポータブルメディアプレイヤーを使って通信ができるため，「うちの子には，携帯を持たせていないから安心」という認識の保護者が多く，問題が表面化してから驚く保護者もいた。そこで，毎年1年生を対象として行っている「携帯安全教室」今年度は，全校生徒を対象として，愛知県警察本部生活安全部サイバー対策課にお願いして行った。本年度は，携帯電話の使い方に加えて，LINE使用による危険性を強調した形で話をしていただいた。PTA役員の方にも保護者代表として話を聞いていただいた。
　生徒の感想には「LINE使用による危険性がわかった」「加害者にならないために，モラルを意識して使う必要がある」などの感想が多く，「モラルを守って使用しよう」という意識が高まったと思われる。PTA役員は，「こんなに多くの生徒がLINEを利用しているとは驚いた」「スマートフォン，携帯電話以外でも同じことができることを知らなかった」という感想を述べていた。
　この安全教室以後，LINE使用による問題が表面化したことはなく，モラルを守って利用していると信じたい。