モラルBOX日記

【豊田市立豊松小】感謝の気持ちを形であらわす

公開日
2013/12/16
更新日
2013/12/16

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 春、1年生の子どもたちは、学校アドバイザーの杉下さんのご指導のもと、サツマイモの苗を植えました。はじめは、よそよそしかった子どもたちも毎週大切に畑を見回り、水やりのことや育ち具合のことなどをていねいに教えてくださる様子に、だんだん親しみを感じてきました。秋になると収穫のタイミングを教えてくださったり、「いもが息をしている穴があるから探してごらん。穴の数でいもの数が分かるよ。」など興味のわくことも教えてくださったりしました。子どもたちは、ますますサツマイモを大切に思うようになりました。
 そこで、サツマイモの収穫の機会をとらえ、「イモができたらどうするか。」話し合いました。「料理して食べたい。」「家に持って帰って、お母さんに料理してもらう。」などの意見の中で、A子は、「みんなで料理をして、杉下さんにも食べてもらいたい。」といいました。すると全員が、そうだ!というように笑顔でうなづきました。全員賛成で感謝する会となりました。
 感謝するという思いをもった子どもたちは、やる気いっぱいで料理を調べることから、会の進行を考えることまで行いました。当日は、保護者2名の力も借り、料理を上手に作ることができました。そして、杉下さんを中心に、お手伝いしてくださった家の人にも感謝の言葉を述べて、楽しく会食をしました。
 自分たちのために活動してくださる人を意識すること、そしてその人に感謝する心をもつこと、それから、感謝の心をどう表すかを考え、実行していく子の育成の一つの機会になりました。