【刈谷市立富士松東小】「著作権ってなあに」
- 公開日
- 2014/01/08
- 更新日
- 2014/01/08
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
子どもたちに「家にパソコンがある人」と聞くと、クラスのほとんどの子が手を挙げた。それだけ「家庭にパソコンがある」ことをうかがい知ることができる。「パソコンで何をしていますか」と聞くと、多くの子がゲームソフトやペイントソフトで遊んでいると答えた。学校では、子どもたちは放課に自由帳にさまざまな絵を描いて遊んでいる。時に友達が描いた自由帳の絵に落書きをして、トラブルを起こし、描かれた子が泣いてしまうこともある。
そのような実態を踏まえ、「事例で学ぶネットモラル」というソフトを使って「著作権」を学習させることにした。「人のさくひんをたいせつにする」という動画で、友達がコンピュータで描いてプリントアウトしたその子の似顔絵に、「直してあげる」と手を入れてしまい、その子がショックで泣いてしまうというストーリーである。
動画を見終わった後、子どもたちに感想を話し合わせたところ、「落書きをされたら嫌だ」とか「せっかく一生懸命描いたのに悲しい」というような感想が出された。子どもたちは、動画のストーリーや自分たちの経験から、自分の作品に勝手に手を入れられることは嫌なことだと気付いていった。そこで、人の作品には著作権というものがあり、勝手に手を入れてはいけないことを学んだ。
著作権は、町の中に貼られているポスターや市販されている絵本などにあるだけでなく、友達や自分が描いた絵にもあることを学習した。