モラルBOX日記

【稲沢市立大里東小】 情報モラルの指導について

公開日
2014/01/22
更新日
2014/01/22

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 11月に,6年生の児童を対象に情報モラルについての学年集会を行いました。本校教諭が出張先で聞いてきた講演記録をもとに,次のような内容の話をしました。
・ ブログやプロフで写真や学校などの情報を掲載したところ,知らない人が学校に現  れ,そのうち自宅にまで現れるようになったケース。
・ 掲示板上で書いていた悪口が原因で,転校を余儀なくされた生徒の保護者が同級生を 相手取って損害賠償請求を起こしたケース。
・ 無料通話アプリ上で書いていた悪口が原因で,自殺をした生徒の保護者が,悪口のや りとりをしていた同級生を刑事告訴した。同級生は侮辱と自殺教唆で書類送検となった ケース。
(愛知県警 サイバー犯罪対策課 情報セキュリティーアドバイザー 梅村峰次様の講演より)
 以上のケースから,軽はずみな行動が,後に大きな失敗につながる可能性があることを伝えました。さらに臨時の学年通信を発行し,親として,子どもにどういう大人になってほしいか,そのために子どもの身の回りにある便利な道具(携帯電話・スマートフォン)とどう向き合っていくのか,家族みんなで考えてほしいと呼びかけました。あわせて,全米の母親の共感を呼び,話題となった「母から息子へのメッセージ スマホ18の約束」を示し,必要に応じて「リビングでのみ使用してもよい」や「ご飯の時はしない」「勉強の邪魔はしない」などの家庭ごとのルールを作ったり,友達同士のルールを確認したりするなど,様々な場面で活用していただくようお願いしました。
 子どもたちは,指導を受けてスマートフォンとどう向き合っていくか真剣に考え,これまでの使い方を反省し,友達とのコミュニケーションの在り方を考え直すよい機会となりました。