【刈谷市立住吉小】思いやりの心
- 公開日
- 2014/01/23
- 更新日
- 2014/01/23
ちょっといい話
本校では、年に2回の図書館祭りに、兄弟学級(1年と6年、2年と4年、3年と5年)で高学年の児童が低学年の児童に読み聞かせをする「ペア読書」を行っています。
高学年の児童たちは、低学年の児童が喜んでくれそうな本を「ペア読書」を行う日までに図書室などから選びます。高学年の児童は、お兄さん・お姉さんらしく低学年の児童に優しく、分かりやすく読み聞かせを行います。本のお勧めのところの紹介もします。低学年の児童は、自分のために選んでくれた本に興味をもち、お兄さんやお姉さんの読み聞かせによって、話の中に引き込まれていきます。
12月9日に刈谷市総合文化センターで学習発表会を行いました。
1年生のAさんは、客席から舞台に移動するとき、鍵盤ハーモニカの吹き口を客席に落としてしまいました。その時、すぐには気付かずそのまま舞台に並びました。そして間もなく吹き口がないことに気付き、悲しくなって泣けて歌を歌うことができなくなってしまいました。その様子を見た隣のBさんは、何度もAさんに声を掛けて慰めていました。そのうち、鍵盤ハーモニカを演奏する場面になりました。すると、Bさんは自分の吹き口を鍵盤ハーモニカから外すと、それを使うように言いました。しかし、Aさんは断りました。すると、Bさんは、Aさんが鍵盤ハーモニカを吹きやすいようにと考え、自分の鍵盤ハーモニカの吹き口を外したまま、直接口を穴に当てて吹いて見せました。その様子を見たAさんは、まねをして鍵盤ハーモニカを演奏することができました。Bさんの優しさに励まされ、Aさんはその後の歌をみんなと一緒に歌うことができました。