【江南市立北部中】便利なツールに潜む危険を考える
- 公開日
- 2014/01/23
- 更新日
- 2014/01/23
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
昨今、携帯電話やスマートフォンなどの通信機器が急激に普及し、便利なツールとして利用する人が増えています。しかし、その便利さに加え、利用方法を間違えると大きな事件に巻き込まれてしまうということを忘れてはいけません。本校でも、ゲーム機をコミュニケーションツールとして利用し、友達を中傷するなどの事案や、LINEなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を使用してのトラブルがおきたことがありました。そこでアンケートを行い、どのぐらいの者が利用しているのか調査を行いました。上記に「通信機器等に関わるアンケート」の結果の一部を示しました。
アンケート1の結果から、半数近くの生徒が通信機器を所持していることが分かりました。また、最近では、スマートフォンやパソコンなどのツール以外にも、タブレット端末などのアプリを利用したり、ゲーム機などを利用したりと様々なコミュニケーションツールを使用していることが分かりました(アンケート2)。また、中にはネットを介して会ったことのない人とやりとりを行ったことがあるというものがあり、一歩間違えれば恐ろしい事件につながりかねないという結果が出ました。
これからますます普及していく便利なツールですが、知識不足によりトラブルに巻き込まれてしまうという危険と隣り合わせであるということに気付かせていかなければならないことが分かります。また、危険を回避するための術や、コミュニケーション能力などを高められるような授業づくりを進めていくなど学校生活を充実して過ごしていけるよう、努めていくことも必要であると考えます。
本校では、アンケートの結果から学校保健委員会のおりに校長先生が、保護者に向けて家庭での携帯電話やゲーム機などの利用の仕方などについてお話をされました。また、STの時間などに担任から生徒に向けて、通信機器による被害にあわないように、または、知らず知らずのうちに、相手を傷つけてしまわないようにと危険予防の喚起を促しています。
生徒の感想
・ぼくもスマートフォンをもっています。いろいろと危険なことがあることは知っていましたが、大きな事件につながるとは考えたこともありませんでした。間違った使い方をしないことや、しっかりと親と相談しながら使っていくようにしたいです。
・携帯電話がほしいと親にずっとお願いしていました。ですが、お金の問題もあるけれど、どうして親が反対していたのかが少しわかった気がします。