【岡崎市立矢作中】陸前高田市立第一中学校との交流
- 公開日
- 2014/03/05
- 更新日
- 2014/03/05
ちょっといい話
陸前高田市にも「矢作中(現:第一中学校)」があったことから交流していた陸前高田第一中学校(以下、一中)と、東日本大震災をきっかけに、新たに交流を再開させました。震災後、3年が経過し、震災のことが風化しつつありますが、被災地の現状は「復興した」と言うには程遠い状況です。そんな被災地の中学生との結びつきを、「支援」とは違う「交流」という形で行いたいという思いのもと、今年度も交流をすすめてきました。
8月下旬、生徒会役員7名が陸前高田市を1泊2日で訪れました。被災地を実際に訪れてみると、「復興」までまだまだ時間がかかることを実感しました。がれきがまだ積まれている町。プレハブで建てられたコンビニや食堂。グランウドに建てられた仮設住宅。様々な現実に、生徒たちは言葉を失っていました。そして、「この現状を伝えたい」「何か自分たちにできることをしたい」という思いが自然と溢れてきました。
一中での交流では、「岡崎・陸前高田の町紹介」・「学校紹介」・「郷土料理作り」を行いました。最後に、今後の交流について話し合い、文化祭のテーマを共有するという案が出されました。さらに、一中が毎年行っている「モザイクアート」を見せてもらい、その素晴らしさに、「矢作中でも作りたい」という思いを持ちました。今年度の本校の文化祭では、一中と共有した「奏でる想い つながる輪」というサブテーマのもと、モザイクアートにも挑戦し、見事に完成させることができました。
この交流を通して、相手の現状や思いを知ることで、岡崎で生きる私たちが、どのようなことをすべきかを改めて考えることができました。文化祭のテーマの共有という、それぞれの地でできる交流や、モザイクアートという、良い部分を広めあうという形の交流を続けていくことで、お互いの生徒会が高め合っていけることを感じることができました。