【岡崎市立南中】 「LINEのトラブル」の授業に取り組んで
- 公開日
- 2014/07/02
- 更新日
- 2014/07/02
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
中学生になると携帯電話やスマートフォンの所持が増えている。特に無料通話・メールアプリである「LINE」を使用している生徒が多い。「LINE」を使用している生徒同士のトラブルが学年を上がるにつれて増えていく。1年生のあるクラスでは、29人中11人の生徒が、何らかの情報端末を介して「LINE」を使用している。そこで「LINE」上のトラブルが起こった自作の物語を道徳教材にして、授業をした。
○A子とB子のLINEのやり取りの中で突然A子のLINEが途切れた。B子がスマホの画面を見ると「既読」の文字が入っている。無視をされたB子が他の子とA子の悪口を書きこむようになった。
という内容である。悪口を書きこんだ方が悪いだけでなく、無視をされたB子の気持ちを考えつつも、やっていいことといけないことがあるということを生徒に考えさせた。
この物語では、A子は突然母親から頼まれごとをされたため、LINEを見ることができなかった。このように顔を会わせることがないため起こりうるトラブルである。
授業後の生徒の感想
【無視をされたB子について】
・私も突然無視をされたら、嫌がらせでスタンプを大量に送ってしまうかもしれない。なぜなら、LINEは無料だから。
・ちょっと無視しただけで、悪口を書きこむなんて。でも先生から実際にこういうことが起きていると聞いて怖くなった。
などと「LINE」を使っている生徒にとって、やってしまう可能性がある危険を感じていた。しかしそれによって友人関係が修復不可能になることを自覚することができた。