モラルBOX日記

【豊田市立道慈小】情報モラル・4年「写真撮影してもいいですか」

公開日
2014/07/02
更新日
2014/07/02

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 現代は、パソコンや携帯電話で、ラインやフェイスブックなど様々な書き込みが普及している。これによる犯罪も少なくない。子どもたちは遊びのつもりで行っていることが、犯罪に巻き込まれることもある。情報が速く伝わり、便利な点も多いが、簡単に個人情報までもが流されてしまうことが心配される。今後、多くの子どもがパソコンや携帯電話を操作するであろう。その時、安全面に気を付けて、さまざまな使い方を学ぶことが大切である。
 そこで、本校の4年生で、「写真撮影してもいいですか」という情報モラルの授業を行った。子どもたちに、「勝手に写真を撮られたらどうか?」と聞いたところ、「何も言わないで撮られるのはいやだ」という反応が多かった。そこで「どのように言ったら撮ってもよいか」を考えさせたところ、「自分の名前、何に利用するか」と言えばよいという話になった。授業参観日であったので、実際に保護者の方にこの言い方でお願いをしてみたところ、「これだけでは、写真を撮らせることはできない。」との答えだった。では、どのようにしたらよいかを話し合わせて、使う理由とその後の写真の扱いに関しても理解を得てから撮らせてもらうという考えにまとまった。
(言い方の例)
「○○(名前)です。○○小学校に通っています。今、授業で○○について調べています。そのときに写真を使いたいので撮らせていただけますか。この写真は、この目的にしか使いません。」    
 保護者の方も、これなら写真を撮っても良いとうなずいていた。
 情報社会であるこの世の中で、様々な機器を使うことになる。それを使う自分も、それにかかわるまわりの人にも気持ちよく利用できるようにしたい。そのためにも、自分で適切な判断ができるように、これからも考え学ぶ授業をつくっていきたい。

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