モラルBOX日記

【豊川市立代田中】 コミュニケーションアプリの使用について考える

公開日
2014/07/04
更新日
2014/07/04

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校の生徒も、携帯電話の所有率が年々増えてきている。1年生でも、半数弱の生徒が使用しており、LINEなどのコミュニケーションアプリを使用している生徒も多い。そこで、道徳の授業で、情報モラル教育をおこなった。
まず、5、6人の班を作り、生徒に次のような10のメッセージが書かれたカードを配った。それぞれ、LINEやメールで生徒たちが送りそうな内容を考えた。例えば、●今日の授業で使ったプリント、明日の授業までにやらんといかんらしいょー ●あーなんかめっちゃイラつく… ●ねぇねぇ、★★と☆☆付きあっとるらしいょ!! ●あの子さぁ…マジでブスだょね(笑) ●今日○○先生に怒られた(+_+)どムカつくし!!なんで俺だけ? ●○○さんのブログ発見!!みんな見てあげて!!拡散希望!! などである。
その後、そのメッセージを個人に送るのはOKかNGか、グループや多数の人に送るのはOKかNGかを考えさせ、発表させた。この授業のねらいは、一つひとつのメッセージの善し悪しを考えるのではなく、送信する前に適切かどうか考えることの大切さを体験させることにある。実際に授業後の生徒の感想では、「普段何も考えずに(メールを)送ったりしてたけど、これからは相手がどう感じるかとか、そのあとどうなっていくかまで考えて送りたい」とあった。
携帯電話は今後もますます普及し、使用者の低年齢化はどんどん進むと思われる。「これはよくてこれはだめ」という規律的な部分も大事ではあるが、生徒自身が考えて、上手にコミュニケーションアプリを活用できるよう指導していくことも、これからは求められていくと感じている。