モラルBOX日記

【豊田市立浄水北小】「まごころ」でみんなを楽しませる『浄水北ヒーローズ』

公開日
2014/08/05
更新日
2014/08/05

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

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 本校は、この4月に開校した新設校で、「まごころで、主体的に行動できる子どもの育成」を学校教育目標に掲げ、真心で人に接し、互いに助け合い、学びあう人間関係づくりを大切にしています。異年齢の友達と交流する「わくわく班(縦割り班)」の活動は、人間関係づくりの場の一つとなっており、顔合わせ会、わくわく遠足は、子どもたちにとって楽しく有意義な活動となりました。後期のわくわくものづくりやさよなら遠足にも、期待がふくらみます。
 そして、「全校のみんなをもっと楽しませたい」という6年生児童の願いから生まれたのが、この『浄水北ヒーローズ』です。水曜日のロング・ハッピー・タイム(30分の休み時間)に、『ヒーローズ(6年生全児童)』の企画したアトラクションが校内の各所で行われます。6月4日の第1回『ヒーローズ』では、4つのアトラクションが行われ、おおぜいの下級生が参加しました。読み聞かせは、ワークスペースに設置された電子黒板に絵本を映し、6年生が寸劇を披露しました。スポーツは体育館でドッジボールを、コンサートは音楽室でリコーダー演奏を行いました。スタンプラリーは、交流スペースで説明した後、参加者が校舎内のポイントを巡りました。『ヒーローズ』は大人気で、夏休みまでに6回行われました。7月には、ぬりえ、クイズ、昔遊び、すごろく、折り紙などの新しいアトラクションが加わり、下級生も行き先を迷ってしまうほどです。
 6年生は、振り返りをもとに次回の計画を立て、準備を進めます。ぬりえの原画はもちろん児童の手書きで、毎回、新しい原画が追加されます。読み聞かせは、お話の雰囲気作りにも力を入れ、怖い話は暗室で行われました。スポーツは、ドッジボール、宝探し、鬼ごっこなど毎回メニューが変わります。このように、アトラクションには6年生全員の創意工夫が盛りだくさんです。そして、6年生の思いにも変化が現れてきました。「わたしは、『ヒーローズ』が好きです。自分たちが考えて準備したアトラクションで、全校のみんなが遊んでくれるからです。『ヒーローズ』は、一週間に一度、他の学年の子たちと触れ合える場になっているので、これからも続けていきたいです」「ぼくは、みんなをもっと喜ばせたいです。遊び方や進行の仕方を工夫したり他のアトラクションを考えたりすれば、もっと笑顔になってくれると思います」
『ヒーローズ』は、今では『わくわく班』の活動と同様に、異年齢の学びあいの場となっています。下級生は、水曜日のロング・ハッピー・タイムをとても楽しみにしています。そして、6年生もまた、楽しみながらアトラクションの企画運営を行っています。初代『浄水北ヒーローズ』は、子どもたちの『まごころ』が作り上げた本校の宝物であり、思いやりの心を育む大切な活動になっています。