【安城市立東山中】 中学一年生の情報モラル教育
- 公開日
- 2014/08/07
- 更新日
- 2014/08/07
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
LINEなどのコミュニケーションアプリが元になったトラブルやSNS関連の事件が報道されるなど、情報発信においての問題が多発している。中学校一年生では、自分専用の携帯電話・スマートフォンを持っている生徒は多くないが、LINEについては多くの生徒が使ってみたいと言っており、フェイスブックやツイッターなどのSNSについても興味をもっている。そこで、生徒たちが携帯電話・スマートフォンを所有し、SNSを利用する前に、情報発信における情報モラルを身に付ける必要があると感じ、「ドコモケータイ安全教室」のダウンロード教材と実際にニュースになったツイッターの投稿画像などを使い、中学一年生の学級において授業実践を行った。
授業は、教材のスライドを提示して、補足説明しながら進めた。便利な道具であるが、使い方ひとつでトラブルの元になるということを示したうえで、刈谷市のスマホ規制について紹介し、規制に賛成か反対かを話し合いを行った。規制に賛成の意見が多く出た一方で、「使う人次第である」という意見や「ルールは個人でしっかり決めればいい」という意見、「便利なものを規制してしまうのはメリットがなくなってしまう」という意見も出た。話し合いの後、「ケータイ安全教室」のスライドを使い、悪ふざけのつもりで書きこんだことが犯罪になってしまうことを押さえた。授業後の感想では、「きちんと両親と相談をして、決まり事を作って利用したい」「情報を送信する前に、見られて困る内容じゃないかもう一度確認するようにしたい」という意見が多く出された。今は携帯電話・スマートフォンを持っていない生徒も、近い将来使い始める。今回のような授業を他学年でも実践し、今のうちから情報機器に関する問題を自分のこととして考えられるようにしていきたい。