【安城市立桜林小】 半分こ したよ!
- 公開日
- 2014/09/01
- 更新日
- 2014/09/01
ちょっといい話
7月にあった久しぶりのお弁当の日のことです。その日は、朝から子どもたちは「今日のお弁当、楽しみだな。」、「ぼくのは、キャラ弁だよ。」などと、わくわくそわそわしていました。A君もこの日ばかりは朝から、「先生、腹ペコだよ。今日は、どこで食べていい?外がいいなあ。」と、人一倍楽しみにしていました。
4時間目が終了するチャイムが鳴り、A君は満面の笑顔で「行ってきます。」と外へ飛び出していきました。教室で輪をつくって食べたり、校庭の日陰を探して食べたりと、愛情たっぷりのお弁当をみんなが楽しんでいました。
しばらくして教室集合の時間となり、A君とB君が戻ってきたのですが、A君の手にはまだ手を付けていないようなお弁当が…。「ああ、大変。落としちゃったんだね。食べてないの?」「ううん、食べたよ。B君が持ってきたおにぎりを半分くれたんだ。」「半分?」「ぼく、1個しか持っていなかったから半分こしたよ。」とB君が答えた。この会話を聞いていたC君が「ぼく、教室にいる先生に見せてから食べようと思ったペンギンのおにぎりが残してあるからあげるよ。」と、C君もにっこり。
このうれしい話をさっそくみんなに紹介すると、誰からともなく拍手が起こり、みんな笑顔になりました。