【稲沢市立千代田小】福祉実践教室
- 公開日
- 2014/09/30
- 更新日
- 2014/09/30
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校の5年生は,総合的な学習の時間で福祉について学びます。その一環として,6月13日に福祉実践教室を行い,5年生59名が車いす講座・手話講座・高齢者疑似体験講座の3講座に分かれて体験学習に取り組みました。
障害をもつ人たちとふれ合う機会がほとんどない児童たちは,はじめは物珍しさから興味津々で活動に取り組んでいましたが,体験を通してその困難さを感じ,講師の先生の貴重な体験談を真剣な表情で聴き入っていました。
高齢者疑似体験講座を受講した児童は,「お年寄りになる体験を通して耳の聞こえにくいうちのおじいちゃん・おばあちゃんの気持ちが少しわかって『いつも苦労かけてごめんね。』と思いました。これからは,どんなことも,すぐ怒らず,おじいちゃんおばあちゃんを助けてあげることを心がけたいです」と自分の生活を振り返って見直すことができました。
車いす講座を受講した児童は,「車いすに乗って私はワクワクしました。でも,動かしてみると急に怖くなりました。足が不自由だと大変だなと思ったけれど,講師の先生は生きることが楽しいと言っていました。つらくても,立ち向かうことが大切だとわかりました」と,足の不自由な人の気持ちになって考えたり,将来の自分の生き方にもつなげたりすることができました。
子どもたちは,今回の学習を通して障害をもつ人たちに対する理解を深めるだけでなく,講師の先生の体験談を聞くことで今までの自分と比べたり,これからの自分を思い描いたりすることができ,自分の生き方について考えるよい機会となりました。