モラルBOX日記

【大口町立大口南小】5年「心を伝えたい」道徳の授業

公開日
2014/10/03
更新日
2014/10/03

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 元地区道徳指導員である校務主任が、5年生で「情報モラルと人間関係」を考えることを通して思いやりの心をはぐくむことをねらいとした道徳の授業を行いました。資料は、「命をつなぐ十円玉」(出典:「わたし遺産 大賞作品」三井住友銀行)と「誕生日おめでとう(出典:「愛のあるメール大賞 入選作品」NTTドコモ)」。
公衆電話やメールにまつわる温かい実話です。
指導者は、この学年の社会科を担当していることもあり、子どもとの関係は良好です。子どもたちは、それぞれの発問にじっくり考えて答えています。そして、「資料の登場人物が電話やメールにこめた願い」や「それを受け取った側の気持ち」を考えた上で、「これから、携帯やスマホを使うときに一番大切にしたいことは?」という中心発問について自分の考えを書き、グループや学級全体で話し合い、もう一度自分の考えを練り直しました。授業の終末は、心を伝える人間関係を大切にしたいという授業者の思いから、一通のメールに励まされた教師自身の説話とギター演奏付きの歌による語りでした。45分間、途切れることなく続いた子どもたちの集中力と、日頃元気な子どもたちが見せた、静かに時が流れるような授業の雰囲気に浸った、しんみりとした表情が印象的でした。
《児童の感想》
○ 僕は今日の授業をするまで、電話やメールは、身近に使えるけれど、それが人の心をつなげるということは知りませんでした。これから、電話やメールをするときは、この授業を思い出して、相手に心を伝えたいと思いました。
○ 私は今日の授業をやる前まで、メールや電話の使い方を間違えていたかもしれません。でも、今日の授業をやって考え方が変わって「家族や友達と明るくなるような電話 やメールがしたい!」と思いました。今日学んだことを、携帯電話を持った時や使う時 に生かしていけるといいです。