【半田市立半田中】ある休み時間の出来事
- 公開日
- 2014/11/25
- 更新日
- 2014/11/25
ちょっといい話
ある授業の後私が教室へ行くと、クラスのみんなが必死になって板書をノートに書き写していた。その授業では話を聞くときは話を聞く、ノートを書くときは書くというメリハリがきっちりしていて、たまたまノートを書く時間が無くなってしまったのだ。そして日直が黒板を消すタイミングを探していた。
しかし、私の姿を見たとたん慌てて黒板を消した。ほとんどの生徒が「まだ書いてないのにー!!」と悲鳴を上げてしまい、日直の生徒はうつむいてしまった。
そのとき、「彼は、次の先生がきて、早く仕事をしなきゃと思って消しちゃっただけなんだからそんなに責めるなよ。」という声が聞こえた。
そのとたん、「そっか。ごめんね。」という声や、「もう書き終わったからノート見せてあげるよ!」という声がたくさん起こった。場の空気が一気に和み、その日直の生徒も小さな声でしたが「ごめんね。」と言っていた。このやりとりを一部始終見ていた私は、とても温かい気持ちになった。