【犬山市立池野小】「玉屋庄兵衛 友の会」体験学習会
- 公開日
- 2014/12/04
- 更新日
- 2014/12/04
ちょっといい話
池野小学校では,先日「玉屋庄兵衛 友の会」からくり体験学習を実施しました。犬山祭の車山(やま)として古くから伝わるからくりについて,玉屋庄兵衛さんや友の会の皆様の指導で全校で興味深く体験学習をしました。当日は保護者の参観もあり,親子で楽しい時間を過ごすことができました。
三番叟,弓曳童子,ザイ振り人形,茶運び人形の4種類のからくりをグループになってそれぞれの体験をし,現代のロボット工学にも通ずるというからくりの仕掛けに驚いたり,びっくりしたりしました。
段の下から糸を引いてからくり人形を操る三番叟の体験では,一瞬で若者から黒い翁に変わる「面かぶり」の妙技にびっくりしました。実際に糸を引いて人形を操ってみると,タイミングを合わせることや力加減の難しさを知りました。 童が弓を曳いて的を射る“弓曳童子”では,弓を射る子どもの微妙な動きをリアルに再現し,その動きへと変える緻密な仕掛けに驚くばかりでした。金属を使わず木で創ったたくさんの歯車やカム,ぜんまいの役目をするクジラの髭を組み合わせ,現代のロボット以上におもしろく味のある人形の動きに感動しました。また制作すると現在のお金にして,数千万円もすると聞き,またびっくりしました。
心のこもった緻密な細工をしたり,形が狂わないようにあえて切って貼りつけた部品を使ったりする日本の古くからの工夫と知恵に触れたひと時でした。