モラルBOX日記

【長久手市立東小】心と心をつなぐ福祉教育〜特別養護老人ホームの訪問を通して〜

公開日
2014/12/08
更新日
2014/12/08

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

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 長久手市立東小学校は、ESD教育を推進するユネスコスクール申請校として二つの特色を有している。一つは、地域に伝わる伝統芸能を総合的な学習の時間に取り入れ、地域の伝統芸能継承者の方々との関わりの中で心の教育を推進していることである。もう一つが福祉教育である。その取組の一部を紹介したい。
本校では、毎年「福祉交流会」と称して、児童から有志を募り、地元の特別養護老人ホーム「だいたい村」への訪問を行っている。施設では、お年寄りたちが児童とふれあう様子の写真を部屋に掲げて、毎回楽しみに迎えてくれる。
本年度も、21名の児童が集まり、お年寄りでも楽しめるゲームや会の進行について、昨年度の経験者からも助言をもらって知恵を絞った。その結果、今年度も児童の手作りによる、心温まる交流の会を実施できた。歌を歌いながら、歌詞の「さ」のところで紙皿を掲げる「あんたがたどこさ」。顔の絵を描いた風船でキャッチボールをする「風船キャッチ」。「手のひらを太陽に」の替え歌。そして、最後に児童が作った「カラフル食事マット」をプレゼントとして贈呈した。記念写真には、児童とお年寄りたちの会心の笑顔が並んだ。「本年度も大成功」と参加した児童たちは達成感を味わっていた。それと同時に、優しくしてあげたはずなのに、逆にお年寄りから優しさをもらったと、心の交流に感動している児童の姿もあった。参加した児童は、日常の学校生活では味わうことができない貴重な体験を積むことができた。
本校では、今後も「福祉交流会」や「福祉実践教室」「介助犬体験」「手話クラブ」を軸に、福祉教育を推進して、児童の豊かな心を育んでいきたいと考えている。