【一宮市立瀬部小】ペア学年での読み聞かせ
- 公開日
- 2014/12/09
- 更新日
- 2014/12/09
ちょっといい話
瀬部小学校では、児童会活動をはじめ多くの行事をペア学年で取り組んでいます。
11月の読書月間には、ペア学年での読み聞かせを行いました。低学年のペアの子が喜んでくれそうな絵本を、高学年の子が選ぶことから始まります。読み聞かせの予告をすると、その日から何度も図書館に通い、真剣に選ぶ姿が見られました。また、休み時間に友達に読み聞かせをして練習し合う姿も見られました。本番に向けて、とても張り切っている様子でした。
いよいよ読み聞かせ本番。ペアで対面したばかりの時は、お互いに緊張しているようでした。しかし、高学年が読み始めると、低学年も自然と緊張がほぐれ、どんどん本の世界に吸い込まれていったようでした。高学年は、低学年の子が見やすいようにと、本の開き方を工夫したり、絵を指さしながら読んであげたり、低学年の様子を見ながら笑顔で読んであげたりしていました。時間が余ると、用意していた違う本を何冊も読んでいる子や、違うペアの子にも読んであげる子もいました。また、普段おとなしい子も、ペアの子を飽きさせないようにと、違うお話をしてあげるなど、低学年のために一生懸命考える姿も見られました。短い時間の中でも、自然と、どの子にも笑顔があふれていました。
ペア読書が終わると、低学年の子からは、「おもしろかった、また読んでほしいな」、「ありがとう」などの言葉が聞こえてきました。この活動に限らず、普段の休み時間にも仲良く遊ぶ姿が見られます。
ペア学年での活動を通して、高学年が低学年への思いやりの心が育ち、そして、低学年は高学年を尊敬する気持ちが育っていくことを願っています。