【豊橋市立花田小】わたしのえをかえないで
- 公開日
- 2014/12/09
- 更新日
- 2014/12/09
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
クラスの女の子が書いた似顔絵を,同じクラスの男の子が,前髪がもう少し長いと思い親切心で描き直します。しかし,直された絵を見て女の子が泣いてしまうという内容の情報モラル教材のDVDを,本学級1年生24名が視聴し,登場人物の気持ちを考えながら,友達の作品に手を加えることについて考えました。
子どもたちの中には,友達が作った作品に興味本位で触ってしまうことがあります。人が作った作品は大切にしなければいけないということを感じ,著作物を尊重する心を育てることにつなげていくための授業を行いました。
まず,作品が完成したときの女の子の気持ちを話し合いました。「完成してうれしい。」などといった意見が出てきました。話し合う中で,作品には作った人の思いがあることに気づきました。つぎに,描き直された絵を見たときの女の子の気持ちを話し合いました。「かなしい。」「もう一度描きたい。」などといった意見が出てきました。女の子の気持ちが「うれしい」から「かなしい」に変化していることを押さえました。最後に,男の子はどうすればよかったのかをワークシートに書き,発表しました。「人の気持ちを一度考えてからする,しないを決める。」「直さなければよかった。」「みんなが幸せになるような直し方を考えればよかった。」「言葉で伝えればよかった。」などといった意見が出てきました。人の作品を勝手に直したり,壊してしまったりすると,元通りにならないことや作った人を傷つけてしまうことに気づくことができ,人が作った作品を大切にしようという気持ちを高めることができました。