モラルBOX日記

【大府市立大府南中】我が校の心の教育推進活動

公開日
2014/12/26
更新日
2014/12/26

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、心を育てる教育活動として様々な活動に取り組んでいます。「スポーツフェスティバル」では、全校を縦割りのチームに分け、三年生を中心として異学年交流を深めながら、自分たちで行事を創り上げる生徒の育成に取り組んでいます。また、学校行事の一つである「観劇会」では、毎年、演劇や音楽鑑賞などの内容に取り組んでいますが、今年度は日本の伝統芸能の一つである「落語」を取り扱いました。多くの生徒は初めて観る落語に最初は戸惑いつつも、歴史の深さや醍醐味を味わうことで、日本の伝統文化に興味をもち、大切にしようという心を育むことができました。
 さらに今年度は、人権教育の一環として、3つの活動を行いました。1つ目の活動は、震災と人権に関わるDVDを視聴し、人権標語を作成する活動です。DVDは、「全国中学生人権作文コンテスト」で入賞した作品をもとにつくられており、2011年に起きた東日本大震災に関する内容です。主人公が生徒たちと同じ中学生ということで、共感しつつ、震災から起きる風評被害などの人権問題について真剣に考えていました。2つ目の活動は、一日人権擁護委員の啓発活動です。大府市では、毎年大府市長をはじめ、地域の方々と市民の方を対象に啓発活動を行っています。今年度は本校が担当として、7名の代表生徒が啓発活動に参加しました。市民の方々に人権啓発活動を知ってもらうことの難しさを体感しつつ、啓発活動を通して学校では学ぶことのできない大切なものを感じることができました。3つ目の活動は、愛知県弁護士会の弁護士を学校に招いて行った「いじめ予防出張授業」です。生徒たちは、初めて出会う弁護士の方を前に緊張しつつも、人権という言葉の意味や実際に行われていたいじめの内容、被害者の遺書、ドラえもんを使ったいじめの構造などを学び、いじめている人の立場、いじめられている人の立場、いじめを見ている人の立場でいじめについて考え、「絶対にいじめが起こってはいけない。」という意識を高めることができました。
 心を育てる教育は、活動の一つをきっかけに、生徒に考えさせることがとても大切です。日常生活での生徒の様子や言動に注目しながら、日々、子どもたちのために環境を整えて、一緒に成長していきたいと思います。

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