【岡崎市立常磐南小】老人ホーム訪問
- 公開日
- 2015/01/21
- 更新日
- 2015/01/21
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、4年生以上の子供たちが年に一度、雅楽・和太鼓クラブ活動の一環として、学区の介護老人ホーム「ゴールドピアおかざき」を訪問しています。本年度は5年生が総合的な学習の時間のテーマとして「高齢者福祉」を選び、学校とつながりがあるこの施設に訪問、交流することになりました。
1回目の訪問時に学芸会で演じた劇「あほろくの川だいこ」を披露し、高齢者の方々に真剣に鑑賞してもらいました。訪問後に、子供たちは高齢者の方々に喜んでもらえたことがうれしいと感想を話していました。教師が、「再訪問して直接交流してみてはどうか」と提案すると、喜びの表情が浮かんだ反面、上手に接することができるか心配という反応が見られました。
そこで、市社会福祉協議会より高齢者疑似体験セットを借用し、体験させることにしました(左上の写真)。子供たちは、体を動かすことがつらくなる気持ちや丁寧に接する介護士の苦労を予想することができました。
その学びを生かした2回目の交流会では、右上の写真のように児童二人とお年寄りがグループになって、オセロ、トランプ、工作などのレクリェーションを通して交流を深めました。松ぼっくりにボンドでビーズを接着して小さなクリスマスツリーを作ったA児は、「わたしのグループのおばあさんは、とても笑顔で安心しました。つまようじをとても器用に使っていたのですごいなと思いました。最初はきんちょうしていたけど、だんだん会話がはずんで楽しかったです。また遊びたいなと思いました」と感想を述べていました。交流と見学を通して、高齢者の温かさや介護士のすごさ、バリアフリー設備の利便性などに気付くことができました。