東海市横須賀小学校では，児童会の呼びかけにより，５・６年生の希望者で校舎内のトイレを徹底的にきれいにする活動をしています。一人一つの便器を担当し，担当した便器を隅々まできれいにすることで，今後もトイレを使用するときに汚さない努力をしよう，スリッパの整頓をしっかりしようと心がける児童を育成するねらいがあります。
　本校は，五つの棟があり，トイレの数も１１か所，約１００個の便器があります。この活動は，木曜日の授業後のボランティア活動ですが，便器の数に近い希望者が集まり，約１時間かけてぴかぴかになるまで便器を磨きました。洗剤を使わずにどこまできれいにできるかを極めさせ，「ぞうきんやブラシだけでここまできれいになるんだ」と参加した児童は喜びと驚きの声をあげていました。さらに驚いたのは，翌日登校してきた下級生の児童です。「トイレがすごくきれいになってる！」「え？洗剤も使わずにここまで白くなったの？」「使うのがもったいない！」と感激していました。一つ一つの便器には清掃担当者の顔写真とメッセージが貼られています。自然とトイレの使い方がよくなってきました。５年生の児童からは，「来年もやりたい！」４年生の児童からは「来年，ぜひ参加したい」との声が聞こえてきました。