【弥富市立弥富中】情報モラルの取り組み
- 公開日
- 2015/01/29
- 更新日
- 2015/01/29
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
○生徒の実態
アンケートから、7割以上の生徒が携帯電話またはスマートホンを所持していることがわかった。また、「LINE」や「Facebook」をはじめとするSNSも急速に広まっており、利用の有無では8割以上の生徒が「現在も利用している」または「利用経験がある」と答えた。その結果、本校においてもこうしたSNSやメールなどが原因のトラブルが発生している。
○取り組み 1
生活委員会において、生徒へのアンケートを実施して現状を把握し、どのようにしてトラブルを回避していくとよいかを話し合った。話し合いの結果と今後気を付けるべき点を通信として発行し、各クラスに配布した。これをもとに、各クラスにおいても話をする時間を作り、トラブルを起こさない、巻き込まれない使い方について考えた。
○取り組み 2
2年生の道徳において、「言葉の向こうに」を資料として授業を行った。また、同じ中学生におけるトラブルの事案を提示し、どういう意識をもって使用することが必要かを考えた。
生徒の授業後の感想には、次のようなものがあった。
・SNSをはじめるのは簡単だけど、トラブルに一度はまってしまうと抜け出すのは簡単じゃない。
・相手の表情や感情がわからないので、LINEやFacebookでの会話は難しいと改めて感じた。
・ネットには便利な点と不便な点があり、コミュニケーションをとるのが難しいと思った。
・実際に会っていてもけんかなどがおこるのに、ネットで顔を知らない人とコミュニケーションをとるのはとても難しいと思う。
・自分でいいことなのか判断することがトラブルを防ぐために必要。
・ネットのトラブルに自分はいままであったことがなく、良い点ばかりしか考えず使っていたけど、もう少し考えて慎重に使っていこうと思う。
○まとめ
急速に普及している携帯電話やスマートホンによって、手軽に多くの人とコミュニケーションをとることができ便利な面に注目しがちだか、一方で安易な言動がトラブルを引き起こしてしまうという点を生徒は改めて感じたようだった。相手の表情が見えないからこそ一つ一つの言葉を考えないといけないこと、一度発信してしまったら取り返すことが困難であることを一人一人がしっかりと認識するように今後も取り組みを続けていく必要がある。