【豊田市立小渡小】「思いやりの心をもち、友達と仲良く助け合う子をめざして」
- 公開日
- 2015/02/23
- 更新日
- 2015/02/23
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
地域の福祉施設「ぬくもりの里」への訪問は平成23年度に始まった。当初施設のデーサービスにいらっしゃるお年寄りがどんな方なのか十分理解できないまま訪問に出かけていた。そのため、訪問に行っても、子ども同士のおしゃべりや施設の職員との交流はできても、お年寄りにどう接してよいのかがわからず、十分な交流ができなかった。そこで、2年前から施設に訪問する前に、高齢者について学習する機会をもつようになった。今年度は、認知症について全校で学び、認知症のお年寄りにどう接したらよいのかを学習した。
施設訪問では、竹楽器演奏やボディーパーカッション、歌を全校で披露した。お年寄りの中には、歌を口ずさんでいた方や手拍子をしてくださる方もあった。その後は、6つの縦割り班に分かれ、輪投げや紙つなひき、お金持ちゲームなどで交流を深めた。
訪問後は、施設にお礼の手紙を書いた。6年児童の作文には、「近所のおじいちゃんがぬくもりの里に通っています。私のおばあちゃんはまだまだ元気だけど、いつ同じようにお世話になるかわかりません。その時も、やさしく接してあげたいです。」とあった。また、1年児童の手紙からは「たった1じかんだけでしたね。またらいねんのこうりゅうがたのしみです。」と交流で一緒にゲームをして楽しかったことがうかがえる。施設の職員の方からも、「お年寄りが普段以上に生き生きとしていた。毎年の交流を楽しみにしているお年寄りが多い。」と感想をいただいた。