【豊橋市立高師台中】LINEを使ってネットモラルを考える。
- 公開日
- 2015/03/04
- 更新日
- 2015/03/04
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
スマートフォンを使っている生徒のほとんどが使用しているアプリ、「LINE」。使用していない生徒も、ほぼ全員がこのアプリについて知っている。生徒たちは、便利だから使用するが、反面、LINEでの会話が原因でトラブルが起こることもしばしばあった。そこで、インターネット上に紹介されていた「中学生にLINEをこう授業する。」というパワーポイントの資料を使い、特にトラブルの目だった2年生で授業をすることにした。
まず、LINEの長所と短所を挙げる。身近な話題なため、生徒たちからは多くの意見が出た。そして、LINEに限らず、ネット上で実際に起こった事件について事例を挙げ、「どうしたらよかったのか。」という視点で、ネットマナーについて考えていった。ここで留意したことは、ただLINEは危ないものだ、という結論に至るのではなく、「ネット上に潜む危険を考えながら、正しく使おう」という結論に至るようにすることだ。生徒の中には、写真を掲載している者も多く、感想の中に、「写真を送りあったことがあった。どう利用されるかわからないから、今後は気をつけたい。」というものが多くあった。また、「気軽に話せるからこそ、発言には気をつけたい。」「一つまちがえると恐ろしいものになってしまう。全員が気持ちのよい使い方をしたい。」などの感想もあった。少しでも、ネットに潜む闇と光を考えるきっかけとなったと思う。