モラルBOX日記

【岡崎市立連尺小】温かな思いに囲まれて

公開日
2015/03/18
更新日
2015/03/18

ちょっといい話

本校では、昨年度に引き続き、算数科の授業研究会を行いました。600人もの参観者に囲まれて、子供たちは初め少し緊張した面持ちでしたが、チャイムと同時に自信をもって臨みました。本校では、子供の言葉を大切にし、子供の言葉で授業を進めていきます。自力解決の場では最後まで到達できなくても、集団解決の場で友達の意見を聞いたり、板書された数やことばを関係づけることで、どの子も思考力・実践力を深めていきます。
4年生の「変わり方」の授業では、四角形を階段状に並べたとき、まわりの長さが段数によって変わっていく様子について考えます。はじめ、鉛筆が動かず、険しい顔をしていた児童が、ある友達の発言を聞いたとき、「あっ、わかった!!4をかければいいんだ」とつぶやき、一気に表情が明るくなりました。その児童のは授業の最後の振り返りのときに、「変わり方のきまりを使うと、知りたいところが簡単な計算で求めることができて驚きました。」と発言することができました。
授業後、「いつもの計算と違って、正方形が組み合わさって段が無限に増えていく関係におもしろさを感じました。クラスのみんなもお客さんも温かい目で見てくれて、安心して発言ができてうれしかったです。」と話し、算数の楽しさに触れることができました。
そしてそんな温かな思いが、子供たちの成長を支えていると実感できた瞬間でした。