【岡崎市立矢作中】心を磨く清掃活動
- 公開日
- 2015/03/20
- 更新日
- 2015/03/20
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
矢作中学校では、清掃の時間を「心磨きタイム」とし、毎日の15分という短い時間で生徒一人ひとりが無言で自分の心と向き合う活動を行っています。
昨年度の3学期から授業後の移動からの無言清掃を始めてきました。今年度も継続して行い、初めて経験する1年生は戸惑いながらも、着替えから無言を徹底することができました。また、2・3年生も昨年度から引き続き無言を徹底することができていました。
この無言清掃を中心となって推進してきたのが美化委員会です。今年度の委員会で話し合いを進める中で、少しずつ問題点が浮き彫りになってきました。「無言でいること」はできているが清掃活動への取組がやや甘く、隅々まで丁寧に清掃する姿勢や自分から清掃するべきところを探す姿勢がもっと必要であるなどの意見が挙がりました。
そこで、「自問清掃」を通して心を成長させる活動に取り組んでいる、県内の中学校の取組を委員会の中で紹介しました。その後、美化委員の生徒それぞれが現状の無言清掃と自問清掃ではどう違うのかを調べ、どうしたら矢作中学校の清掃がよりよくなっていくのかを、再度話し合いました。その中で生まれたのが「心を磨く」という目標の設定です。「無言清掃」の時間を「心磨きタイム」と改めました。そして、高めたい心を週ごとに設定し、心が成長できた場面を振り返る活動を実践してきました。「我慢する心」を目標とする週では、清掃後の振り返りで「寒くて床が冷たかったけど、我慢して膝をついて雑巾掛けをしたら、とてもきれいにふけて達成感があった」や「風で手がかじかんできたけど、周りのみんなががんばっていたから、自分も手を止めることなく掃除を続けたら、すごくきれいになって気持ち良かった」などの意見がでました。
今後も学校だけでなく、自分の心も磨き、矢作中学校がよりよい学校になるように、全校で15分間の「心磨きタイム」を大切にしていきたいと考えています。