【新城市立八名中】自分と相手を知り、お互いを大切にできる生徒の育成
- 公開日
- 2015/03/20
- 更新日
- 2015/03/20
ちょっといい話
本校では10年以上前から、身の回りの整理整頓等、規律のある生活を心がける「きそうあじ活動」、感謝の気持ちを伝える「ありがっさま運動」、自分の育てた花を友だちや地域の方に贈る「SUNフラワー活動」など、豊かな心を育む活動に取り組んでいる。本年度は日常生活の中で起こる様々な人間関係のトラブルを防ぎ、関係をよりよいものにするため、保健体育で生命についての授業実践を行い、自分と相手を知り、お互いを大切にすることのできる生徒の育成を目指した。
生命の誕生についての基礎知識などを教える中で、数億分の一の確率で生を授かったことは一つの奇跡であること、生まれた時の自分の大きさを実際に紙テープで表現したり、赤ん坊の人形を抱いたりすることで生命の重さを具体的に実感させた。また、その後、実物の卵子大の模型を配付した。生徒たちは余りにも小さな存在からここまで成長したことに驚きを隠せない様子であった。自らの十数年間の成長を意識したところで、最後に保護者から出生時の様子や成長の喜びを綴った手紙を読ませ、ここまで大きくなったことへの感慨を味わい、かけがえのない自分を感じることができた。そしてそれは一人ひとりみな同じであり、お互いを尊重しなければならないという気持ちを高めることができた。