【幸田町立中央小】 心と心でつなげよう 地域の輪
- 公開日
- 2015/08/03
- 更新日
- 2015/08/03
ちょっといい話
本校6年の総合学習は「心と心でつなげよう 地域の輪」をテーマに自分や友達、さらに地域の方へと心の輪を広げていく活動を行っています。
5月の学区大運動会の招待状を地域の老人クラブの方にお届けしたり、6月の福祉実践教室で、福祉施設へ訪問したりするなど、地域の高齢者の方と交流する機会を設けています。
福祉施設の訪問では、準備しておいた遊びを高齢者の方と一緒に行い、最後に歌をプレゼントしました。高齢者の方の喜ぶ姿を見て、「もう一度行きたい。」という声があがったので、再訪問に向けて計画を立てました。
再訪問では『高齢者の方が喜んでもらえるように』という目標のもと、前回よりもパワーアップしようと準備を重ねてきました。高齢者の方をもっと知ろうと本やインターネットで調べたり、高齢者の方の気持ちになってみようと高齢者疑似体験をしてみたり、高齢者の方と交流しているボランティア団体の方にアドバイスをもらったりするなど、様々な活動を行いました。ボランティア団体の方からは、目を合わせることや笑顔で接すること、大きくはっきりとした声で言うことなど、高齢者との接し方をていねいに分かりやすく教えていただきました。
いよいよ再訪問当日、子どもたちを見ていると、すっと態勢を低くして目線を合わせようとする姿、高齢者の方の近くで大きな声でゆっくりと説明をする姿、高齢者の方が正解したりできたりしたときに笑顔で一緒に喜ぶ姿がたくさん見られました。そして時間がある限り、遊んだり肩もみをしたり昔話を聞かせてもらったりして有意義な時間を過ごしました。職員の方からは、「こんなにいろいろな遊びを考えてくれてありがとう」「高齢者の方もとてもうれしそうだった」と言ってもらえました。子どもたちの感想には、「とっても高齢者の人が喜んでくれました。とっても、うれしい気持ちになるし、心も明るくなりました。わたしたちが気をつけたのは、目線・声の大きさ・ゆっくり・笑顔です。とっても楽しめられたのでよかったです。高齢者の方がとっても笑顔で喜んでくださったので、わたしたちもとっても笑顔になりました。うれしいです。また行きたいです。」と、心と心がつながると自分もうれしくなることを実感したようです。こういう機会ができたのは子どもたちにとって大きな宝物になりました。
これからも地域の方に喜んでいただけるよう交流の輪を広げていきたいと思います。