豊田市では、初任者研修、4年目研修、9年目研修を中心に、道徳科の授業力向上に積極的に取り組んでいます。

初任者研修では、小学校・中学校の代表教員が道徳科の授業を行い、他の初任者がその授業を参観しました。授業後には、拠点校指導教員や教務主任の指導のもと協議会を開き、参観で得た気づきを共有し、自らの授業改善に役立てることができました。

また、4年目研修・9年目研修では、道徳科の指導員が示範授業を行いました。経験豊富な指導員の授業を見ることで、子どもたちが考え話したくなる授業の導入方法や発問のタイミング、板書や対話によって道徳的価値への理解を深める具体的な方法を学びました。授業に参加する子どもはもちろん、参観した教員も引き込まれる授業となりました。協議会では、指導員の授業から学んだ点を参加者同士で共有し、明日からの自身の授業改善につなげていました。

受講者からは次のような声が寄せられました。

・「授業者は私と同じ初任者でしたが、子どもとの距離感や学習規律、授業の準備など参考となる部分が多くありました。」（初任者研修受講者）