モラルBOX日記

【岡崎市教育委員会】教師の力量向上を図る「学年別研究部会」の取組

公開日
2024/10/23
更新日
2024/10/23

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)




















岡崎市の道徳部では、毎年、各校1名の道徳主任、計67名を、小学校低学年、中学年、高学年、中学校、計4つの学年別研究部会に分け、授業研究に取り組んでいます。各部会では、代表授業者が考えた略案をもとに、それぞれの学校で授業をします。実践後、授業記録や板書写真などを持ち寄り、発問や問い返しに対する反応や話合いの様子などをもとに、ねらいに迫ることのできる授業展開であったのかを検証し、代表授業者の行う本授業の展開を練り上げます。その実践後、成果や課題についてリポートにまとめたものを岡崎市教育研究大会で発表します。

今年度、各学年部会からは、子供の思考を揺さぶる発問で自分事として考えられるようにすることや、子供の考えを可視化することで多様な価値観に触れられるようにすること、登場人物になりきることで子供の思いを引き出すことなどを授業に取り入れた実践が報告されました。代表授業者からは「先生方の実践をもとにした意見を参考にして、よりよい授業づくりができた。大変勉強になった。」という声が聞かれました。

この学年別研究部会での学びを道徳主任が各校へ広げ、岡崎市の教員の力量向上につなげています。さらに、岡崎市教育研究大会の場における学年別研究部会の報告を聞いた多くの先生方が今後の授業に生かすことを期待しています。今後も質の高い授業を子供たちに提供できるよう、学年別研究部会を大切にしたいと考えています。