【稲沢市立千代田小】地域に親しみ,地域を愛する子どもたちに
- 公開日
- 2015/08/12
- 更新日
- 2015/08/12
ちょっといい話
稲沢市は,苗の育成に適した気候と木曽川によって堆積された肥よくな土壌に恵まれていたことから植木産業が発達し,日本四大生産地の一つとして知られています。千代田小学校区には,緑化用樹木の生産振興に寄与することを目的に設置された愛知県植木センターがあります。
本校では,地域の産業や自然に親しみ,地域を愛する子の育成の一環として,植木センターにおじゃまして,1年生は6月に梅ちぎり体験を,4年生は10月に挿し木体験を,6年生は12月に寄せ植え体験をさせていただいています。
今年度も,1年生の梅ちぎりが終わりました。
今年の梅は豊作で,高いところまでたくさん実っていました。子どもたちは,手の届くところにある熟した実を見つけると「あったー」と目を輝かせながら手を伸ばし,丁寧にちぎると,宝物のように大切に袋に入れていました。また,「いい匂いがする」と地面に落ちた実から漂う香りを感じている子もいました。
その後,収穫した梅を学校に持って帰り,洗って水分を拭き取り,砂糖といっしょに容器に詰めて梅ジュースを作りました。「おいしいジュースになってね」と声をかけながら毎日,毎日容器を振りました。やっとできたジュースを試飲すると「おいしい」と言う子や,「酸っぱいけど,おいしい」と言う子もいました。自分で作ったジュースは最高でした。
今後は,挿し木体験や寄せ植え体験を行います。このような活動を通して,植木に親しんで,地域の産業を身近に感じ,地域のよさを知り,地域への愛着がより高まっていくことを期待します。