【岩倉市立岩倉東小】りんごを使った言葉の実験
- 公開日
- 2015/09/07
- 更新日
- 2015/09/07
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
岩倉東小学校児童会では、友達を思いやるあたたかい言葉づかいを全校に広めたいという願いから、りんごを使ったことばの実験を全校で一斉に行いました。
2014年12月に、各クラスで全員が一人ずつりんごに言葉をかけました。一方のりんごには、「きれいだね」「おいしそうだね」「ありがとう」などのきれいな言葉をかけ、もう一方のりんごには、「ばか」「あほ」などの汚い言葉をかけて、各クラスで保管していました。
半年後、りんごの状態を確認してみたところ、きれいな言葉をかけたりんごがつやつやとしているのに比べ、汚い言葉をかけたりんごはより黒ずんでいたり、小さくしぼんだりしているという結果になりました。
実験結果を見た4年生の感想です。「すごく色が変わっていました。不思議だけど、りんごにも気持ちがあるのかな?と思います。もし、本当にりんごに気持ちがあったら、りんごは人間と同じで、心が傷ついたと思います。もし私が言われたらすごくかなしくなります。これからは、相手のことを考えて、いい言葉をつかいたいです。」このように、「きたない言葉をかけられたりんごは、つらい気持ちになったのではないか。悲しんだ心の色が表に出てきたのではないか。」「もう生きていられないと感じて、自分で自分を真っ黒にくさらせたのではないか」などの感想がありました。
相手の気持ちを考え、言われて気持ちのよい言葉を使っていけるように、きれいな言葉づかいのための運動を続けていきたいと考えています。