【春日井市立岩成台中】 地域に愛されるボランティア活動を目指して
- 公開日
- 2015/09/24
- 更新日
- 2015/09/24
ちょっといい話
春日井市立岩成台中学校は、高蔵寺ニュータウンの一角にあり生徒数は325名です。毎年、年度当初にボランティア部の募集をしています。この部は平成19年度よりスタートし今年で9年目です。現在55名が在籍しているボランティア部は、基本方針「地域に愛されるボランティア部を目指して〜できる人が、できる活動を〜」のもと、花壇整備、校内除草、清掃活動、地区の小学校でのボランティア、市主催の春日井まつりでのイベント運営サポートなど多岐に渡った活動をしています。今回は、花壇のお世話にまつわる話を紹介します。
4月の土作りから始まり、育苗、6月には美術担当の先生からアドバイスをもらいデザインレイアウト作り、苗植えをし花壇の完成です。7・8月から夏休みには自分たちで決めた当番で毎日水やりです。ある日のこと、水をやりながらある女子生徒が「私たちは自分で水が飲めるけど、お花は自分で飲むことができないから私たちのお世話が必要だよね。」と何気なくつぶやいた一言に、ほのぼのとさせられました。また、別の日、午前中に雨が降ったにも関わらず、午後から水やりにくる律儀さをもった生徒に出会いました。蒸し暑い中をわざわざ歩いて登校する姿勢にも微笑ましく思いました。青色・白色・オレンジ・黄色と色とりどりの花はすくすくと育ち、花摘み、雑草抜きと地道な活動が続きます。そういった生徒たちのお世話の成果が、今回は形となって結実しました。なんと「花のまちづくりコンクール」の大賞に選ばれたのです。しかも2年連続という喜ばしい形で表れ、生徒たちへの大きな励みとなりました。これからも愛情をもって弱いものへのいたわりの気持ちをもち続けることができるボランティア精神にあふれる岩中生が増えていってほしいです。