【瀬戸市立八幡小】道徳の時間「星への手紙」
- 公開日
- 2015/09/30
- 更新日
- 2015/09/30
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
5年生が道徳の授業で資料「星への手紙」を通して「生命尊重」について学びました。
「星への手紙」は筋ジストロフィー症という難病に苦しむ少年の実話です。「自分には何もできない」と絶望し、その日から目を閉じ一切の食事をうけつけなくなります。そんな日が3日間も続いた4日目の朝、母親は「お願いだからスープを飲んで」と懇願します。少年の頬に何か熱いものがポタポタと落ちました。母親の涙です。その時、少年は、驚いて目と口を開けました。その口に流し込まれたスープを飲むと、さらに驚くべき光景が目の前に広がります。普段は物静かな母親が大きな声で「看護師さーん、この子がスープを飲んでくれたー!」と叫んだのです。すぐに看護師さんたちが集まってきて「良かったね、良かったね」と喜んでくれます。絶望していた少年の心が少しずつ変化していきます。
子どもたちはその時の少年の心情を考え、それぞれ思い思いに発言しました。
「こんな僕でも生きていていいんだ」
「こんなにも僕のことを心配してくれていたんだ」
「僕にも何か役に立てることがきっとある!」
少年の思いを自分の言葉で表現することで、次から次へと意見が飛び交い、互いの意見を聞きながら、思いを深めていました。最後には、自分の心に残ったことを『は・な・び』として自分の心に打ちあげました。
は…はっとしたこと
な…なるほどと思ったこと
び…びっくりしたこと、びびっときたこと
友達のさまざまな意見にふれ、有意義な1時間になったようです。