【一宮市立宮西小】 「心の学びタイム」の実践
- 公開日
- 2015/10/05
- 更新日
- 2015/10/05
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では毎週木曜日、給食後の20分間を「学びタイム」として、学習の基礎基本の定着を図る取り組みを行なってきた。本年度は、「学びタイム」の時間の中で、月に1回「心の学びタイム」を位置づけ、学級づくりや子どもたちの心を豊かにする時間を設定し、取り組んでいる。
1・2年生は、担任による人権に関する本の読み聞かせ、3〜6年生は、NHKが放送している「いじめをノックアウト」の番組を視聴し、感想や意見の交流を通して、自他をかけがえのない存在として認め、ともによりよい集団生活を築いていこうとする主体的な態度の育成を目指している。
第1回の「心の学びタイム」に取り組んだ後、いじめを少しでも減らすために、自分のできることは何か、自分なりに考える時間をもった。そして、NHKが活動している「めざせ100万人の行動宣言」に参加した。宮西小学校では、「『できること』をつないでいって、ひとりじゃないとわかったら動く勇気がでる。そして、みんなが少しずつ動いていけば、いじめも、そのぶん減っていく。」という趣旨に賛同し、昨年度より参加している。「心の学びタイム」を通して、昨年度よりもさらに深く考え、「人にわるぐちをいわない」「人の失敗を笑わない」「さみしそうな人を1人にしません!」「自分がいやだと思うことは人には絶対にしない!」など、自分の言葉と文字で用紙に記入し、宣言することができた。
2回目以降、1・2年生では、図書館司書の協力を得て、人権に関する本をたくさん紹介してもらい、担任はその中から学級の実態に合わせた本を選び、読み聞かせ、子どもたちのやさしい気持ちを育てている。3〜6年生は、番組を視聴する中で、いろいろな場面に潜むいじめについて理解し、自分ができることや他人を思いやる心を育てている。今後も「心の学びタイム」を通して宮西っ子みんなが心を豊かにし、明るい宮西小学校を築いていきたい。