本校では、異学年の児童と遊びを通して児童相互の連帯感を育てるとともに、６年生児童に全校のリーダーとしての資質を育てるために、たてわり活動を行っています。たてわり班は、各学年が５、６人ずつ集まり、３０人ほどで構成されており、月１回程度の活動を行っています。４月のたてわり活動では、５月の運動会にむけて６年生が考えた応援歌と振付けの練習を行いました。入学したばかりの１年生にもわかるようにジェスチャーをつけながら教えたり、できたところをほめたりしながら笑顔で話す６年生の姿に、初めは不安そうだった１年生も、楽しそうに動きをつけて応援歌を歌うことができました。みんなのがんばる姿がとても微笑ましく思いました。６年生は、入学式から１年生の教室に行って朝の支度や給食の片付けを手伝ったり、放課に一緒に遊んだりしてきました。たてわり活動や６年生からのお手伝いを通して、１年生も安心して過ごすことができるようになってきたように思います。
　６月からは、６年生が考えた遊びを行っています。どの学年の子も楽しめるように、自分が盛り上げながら遊びに参加する５年生、困った様子の子に対して優しく声をかける６年生。たてわり活動を通して、高学年の子は周りに対する優しさを学び、低学年の子は、高学年の子へのあこがれや協力することの大切さを学んできたように思います。
　後期からは、１２月に行われる縄跳び大会に向けての練習を行います。冬休み明けからは、６年生を送る会に向けて５年生中心にプレゼント作りを行う予定でいます。これからもたてわり活動を通して、子どもたちが学年を超えてふれ合い、成長できることを願っています。