モラルBOX日記

【尾張旭市立旭小】「いのちのつながり」「環境」「かかわり」から世界へ

公開日
2015/10/09
更新日
2015/10/09

ちょっといい話

 本校には、「にじの森」と呼ばれるエリアがあります。そこにある池では、春になると、メダカたちの孵化が始まります。水面をかわいらしく泳ぐその下には、大きなコイがたくさん泳いでいます。隣の池の底を見ると、ザリガニたちがエサを探して歩き回っています。風が吹くたびショウブの花たちがやさしくたなびき、季節の変わり目を教えてくれます。夏には、セミたちの大合唱の中、アメンボやカエルたちが泳ぎ回り、秋には、稲が穂を膨らませ、収穫を教えてくれます。
 ビオトープの周りには、芝生で覆われた青空広場、屋外学習を行うひまわり観察台、学年菜園があります。これらを活用した教育活動で、子どもたちは自然の仕組みやすばらしさを体験的に知り、環境の大切さや命の尊さを学んでいます。低学年では、生活科の学習の場として、ザリガニ釣りをしたり、ドングリ拾いをしたり、花や虫を調べたりして楽しそうに自然と触れ合っています。中学年では、理科学習の場として生き物の観察や話し合いを行っています。高学年では、多くの理科単元で、観察したことを観察したことを観察台でまとめています。また、総合的な学習では、青空広場で昔のくらし体験として、洗濯や七輪での料理、火起こし体験にチャレンジしています。
 尾張旭市立旭小学校では、これらの教育活動を、「いのちのつながり」「環境」「かかわり」をキーワードとして捉え、本校独自のカリキュラムとして編成し実施していくことで、ユネスコスクールへの登録申請をしました。