【豊田市立大沼小】ネットモラルを学ぶ大沼っ子
- 公開日
- 2016/03/16
- 更新日
- 2016/03/16
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
山間部にすんでいるため,ほとんどの子どもたちは携帯電話を持っていない。だが,ラインやSNSへの興味をもち始めた。そして,親や兄弟の端末を使って利用する子が現れてきた。そこで,「事例で学ぶNETモラル」を使って指導を進めることにした。
中学年では『肖像権』について学習した。自分の気に入った写真でも友達が嫌な思いをする写真は載せてはいけないことを学んだ。子どもたちの中には「自分が気に入った写真でも友達が泣いたり、怒ったりした写真は載せてはいけないことを初めて知った。」という感想をもった。
高学年では,誘いを断ったときの返事を悲しみ・怒り・心配・残念等の気持ちを顔文字や絵文字で表現させたものを見せ,その文から感情を想像させた。そのような学習を通して,自分の思いがうまく伝わらない場合もあることに気が付いた。また「情報を発信するときの責任」ということでも授業をした。ブログを書くときは、「その情報が確かかどうか確かめてから書かなくてはいけないこと。」「子どもだけでは、書かない。両親に相談すること。」「悪口のようなものは書かないこと。」等に気が付いた。スマートフォンは大変便利なものでもあるが,安易に写真や文章を送信する前に,客観的に内容を吟味することが大切であることを学んだ。