【豊田市立足助中】道徳の時間「受け継ぐ想い」
- 公開日
- 2015/11/04
- 更新日
- 2015/11/04
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
地方紙の矢作新報に掲載された「校歌誕生物語」の記事を資料にして2年生が道徳の授業を行いました。作詞相馬御風、作曲山田耕筰による足助中学校の校歌が生まれた背景には、当時、足助中学校の教員だった高橋秀豪氏が、生徒たちのために日本一の校歌をつくろうと奔走した物語があります。生徒と共に木材運搬作業を行って校歌制作費用4万5千円(現在の約200万円)を集めたり、何度、断られても東京や新潟に足を運んだりしました。
そのことを矢作新報の記事にしたのが足助中学校卒業生の奥村さんでした。そうしたお二人の想いに着目させることで、考えを深めていきました。
「校歌を作った人やその想いを受け継いできた人たちの想いが詰まっているのに何気なく歌うのはもったいない」
「苦労してつくられた校歌を感謝して歌いたい」
「この校歌は足助中の誇りの一つ。その誇りを守ることが私たちの役目だと思う」
「私たちがこの話を知ったからには、自分たちがみんなに伝える番だと思う」
伝える人と受け継ぐ人がいて初めて「伝統」が作られます。だれかが作った伝統ではなく、自分たちが受け継ぎ、伝えていく伝統をこの2年生がつくっていくことでしょう。