【大治町立大治南小】ケータイ・スマホの危険性への取組
- 公開日
- 2015/12/04
- 更新日
- 2015/12/04
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
5年生で、情報モラルの授業をしました。5年生になり、携帯電話、スマホを持つ児童が増えたように感じていました。そこで、授業前にクラスでアンケートを取ってみました。クラスの6割の児童が携帯電話、スマホをもっており、親と共用している児童を合わせるとその数は8割にものぼりました。担任が予想していたよりも多くてとても驚いたとともに、「学校でしっかりと情報モラル教育をしなければ。」という焦りもありました。
授業では、「ケータイっていいものなの?」をテーマにSNSのトラブルを取り上げて児童に考えさせました。授業の導入で携帯電話、スマホでできることを児童が出し合い、その後ケータイの「影」の部分をワークシートに記入しました。そこでは、SNS中のいじめや課金問題、歩きスマホ、携帯依存症、相手の顔が見えないなど、さまざまな問題があがりました。このことから、児童がケータイの問題について、ある程度の認識や興味があると感じました。
授業の展開として、「ネット社会の歩き方」の映像資料を児童に見せ、問題の原因について考えさせました。初めは、「スマホが悪い」や「SNSのアプリが悪い」という意見の児童もいましたが、「スマホが悪いのではなく、使う側の人間が悪い」という意見が出ると、考えが変わり、共感する児童が増えました。
児童の感想では、「SNSを使って友達に送信するときには、送る前にもう一度見直したい」や「スマホはもってないけど、もしSNSを使うときは悪口を絶対に送らないようにする」など、自分の行動に目を向ける児童が多く見られました。携帯電話、スマホについて考える良い機会となりました。