モラルBOX日記

【稲沢市立領内小】学校公開日で情報モラル学習

公開日
2015/12/02
更新日
2015/12/02

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 SNSはとても便利なシステムですが、一度写真を載せると、自分の友人だけでなく、見ず知らずの人も閲覧できる可能性があります。本校の6年生に聞き取り調査をしたところ、半数近くがスマートフォンを使い、SNSに写真を載せる経験をしていました。しかし、写真を載せる方法は知っていても、その写真を不特定多数の人が見る可能性がありトラブルや犯罪に巻き込まれる危険性があることはあまり知らないのが現状でした。また、SNSに載せていい写真かどうかを深く考えず、安易に投稿している子どももいました。そこで、学校公開日に情報モラル学習を行い、その様子を保護者にも参観してもらうことにしました。
 はじめに、教育ソフト「あんしん・安全情報モラル オンライン」の中の「自慢の投稿 社会では非常識?!」を視聴しました。そして、自分の投稿した写真が、社会のルールやマナーから外れていないか、他の人が見たときに嫌な思いをさせたりしていないかを考え、SNSに写真を投稿する時に潜んでいる危険について話し合いました。授業を終えた子どもたちの感想には、「SNSに写真を投稿するときは、載せてもよいかをしっかり考えてから投稿したい」「他の人の迷惑にならないかどうかを考える」など、手軽に使えるSNSに、細心の注意を払っていきたいという思いが表れていました。また、授業後の保護者の感想には、「SNSは、気軽に楽しめる反面、自分や周りの人が傷つくこともあるのでよく考えて使うようにしてほしい」「今回学習したことを今後に活かしてほしい」という内容が多く見られました。
 このように、学校公開日に行った情報モラル学習は、子ども、保護者の両者にとって、SNSの使い方を改めて考え直すよいきっかけになりました。