【豊橋市立東田小】責任感や協力性を高めるなかよし班活動
- 公開日
- 2016/01/07
- 更新日
- 2016/01/07
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では,異学年集団で活動する楽しさを味わい,責任感や協力性を高められるように,他学年間での遊びやスポーツなど,ふだん見られない違う学年の子ども間の交流の場を月に一度,年間を通じて設けています。
高学年は,学校内のお兄さんお姉さんという立場として,下の学年の子を思いやり,学校を自分たちの力で動かしていこうという思いを強めます。中学年は,高学年の活躍を見ることで,1〜2年後に自分たちが担うんだという意識を向上させます。低学年は,年上のお兄さんお姉さんと楽しく活動することで,学校生活を楽しんでいこうという意欲を高めるとともに,上級生に対して感謝の気持ちをもちます。
全校を男女偏りなく30の班に分け,一班14〜15人とします。お昼の清掃の時間から昼休みまでの30分間を「なかよしタイム」とし,活動します。活動内容は6年生が考え,それぞれ担当の先生の所へ児童が出向き,内容をチェックしてもらったり,アドバイスを受けたりします。
実際のなかよしタイムでは,6年生が1年生を教室まで迎えに行きます。5月は教室で班ごとにお弁当を食べながら自己紹介。その後椅子取りゲームなどをして楽しみました。6年生は低学年が楽しめるように計画を立てます。例えば,王様ドッジボールでは,3年生以下の子がボールを当てないと当たったことにならないルールとし,4年生以上がボールをキャッチしても低学年にボールを渡すことが当たり前に行われていました。どの班の高学年の子も低学年の子に優しく接する姿が見られ,また,低学年の子たちもお兄さんお姉さんと遊べることが本当に楽しそうで,たいへんほほえましい時間です。
なかよしタイムの成果は,ある6年生男子の「自分たちが5年生までは6年生に任せきりだったけど,6年生になったら全部考えなきゃいけないから大変です。だけど,みんなの笑顔が見られるとうれしいです。」という言葉に表れています。