【豊橋市立津田小】お兄さん,お姉さんとしてがんばったよ!〜幼保小交流会を通して
- 公開日
- 2016/02/22
- 更新日
- 2016/02/22
ちょっといい話
津田小学校では,来年度入学してくる保育園や幼稚園の子たちを招待して,体育館で一緒に遊んだり,教室で工作をしたりする幼保小交流会が行われています。今年度も12月に交流会を開くに当たり,1年生が生活科や学級活動の時間を使い,会の計画から役割分担,当日の係決めなどに活発に取り組んできました。一人一人が役割を担うことにより,責任をもって仕事をしたり,当日話す言葉を進んで考えたりするなど,積極的かつ自主的な活動が見られるようになりました。
体育館での遊びでは,並ぶ場所や小さい子たちの立場になり,遊びの内容によって順番を考えました。「自己紹介をすると,名前が分かってうれしいよね。」「入学したら困らないように校歌を聴かせてあげよう。」「宝探しゲームは,景品をあげよう。もらえない子がいるとかわいそうだからたくさん用意しよう。」「じゃんけん列車でじゃんけんするときは,一人ぼっちにならないように気を付けようね。」など,子どもたちからの意見を生かした活動が繰り広げられました。
その後,集会室に移動をする際にも,トイレへ行くときの声掛けや園児が受け取った景品の管理など進んでやる子が多く見られました。
集会室では,子どもたちが考え,事前に試作もしていた「どんぐりごま」「どんぐりネックレス」「どんぐりマラカス」を一緒に作りました。1年生の子はそれぞれの担当の場所で,お兄さんお姉さんの自覚をもって,保育園幼稚園の子に優しく接することができました。
後日,保育園の先生方と話をする機会があり,「2時間という長い間にもかかわらず保育園の子がどの子も飽きることなく楽しんでいたのに驚きました。1年生の子がしっかり準備してくれたおかげです。」とうれしい言葉をいただきました。
その日のことを書いた日記には,「任された仕事だから,忙しくても頑張った。」「緊張して疲れたけど最後まで頑張った。」「ぼくもみんなも頑張った。」「みんなお兄さんお姉さんになれた。」と,自分たちの仕事ぶりを書いたものや,「景品をたくさんもらってうれしそうだったよ。」「みんなの笑顔が見られてうれしかった。」「『ありがとう。』と言ってくれてうれしかった。」「宝探しでいっぱい景品をもっていってくれてうれし涙が出そうだった。」と,お世話ができた達成感を書いたものもありました。
1年生が大きく成長した取組となりました。